2/6 雪かきとスコップと指輪

雪

久しぶりに雪が積もりました。2/6
雪掻きのスコップを握る前に指輪を外します。
雪かきしたあとでは指輪は外れないしかなり食い込みます。そのくらい握力を使うと指が太くなるので。
水分を多く含んで重い雪とスコップ。寒さを忘れて楽しく動いたあとの手はパンパンに赤くなっています。
雪

2024 新年明けましておめでとうございます

陶芸で結婚記念

今年は結婚指輪とともに、結婚記念の陶芸も加わります。陶器のうわぐすりにはチタンの釉薬もあります。チタンの可能性にも触れていただけたらと制作体験会を設けます。

陶芸をやっていると、釉薬が金属加工と近い世界なのだと感じました。
逆に金属と陶芸の一番違うところは、土が重力にとても素直で空気にとても素直で乾燥し、焼かれて水分が抜けるところ。ここに慣れるまで時間がかかりました。
チタンの指輪を作る過程で酸化します。熱で酸素が奪われ変化するところはチタンも釉薬も同じです。釉薬はその金属を混ぜていろいろな発色をします。そこはチタンの酸化と釉薬の酸化も兄弟のような繋がりがあります。

神宮前プロドットコム 店舗入り口

お隣さんが空きビルになって1年とちょっと、ようやく足場が組まれ工事が始まりました。

明治通り
明治神宮前からお越しのお客様からは看板が見えなくなっていますので工事現場の足場を目印にいらしてください。
明治通り

このブログのトップページの画像と現在では通りの景色が一変し、すべてお店が変わっています。この明治通りで一番古いのがポールスミスさんで、その次にプロドットがくるくらい、この1年で様変わりしました。

作品の撮影とデジカメ

長らくリコーCX3のマクロモードで撮ってきましたが、ニコンのcoolpixA1000に変えて勉強中です。

二つ合わせて対になるチタン製結婚指輪

新しいコンデジは撮ったらそのままipadに転送されているのですぐにフォトショップで指紋を消したりできて便利だと思うのですが、使い慣れていた白黒バランスとかピントとか調整するモードがあって、ありすぎるほど豊富で、機械オンチにはよくわかりません。1センチまで近寄ってピントがシャキッと合うのはスマホよりipadより良いのですが、ツヤ有りピカピカの指輪を撮りますと自分の手もカメラも写りこみます。

外出自粛要請でゴーストタウンの渋谷

渋谷ヒカリエ1階の正面入り口
3月の外出自粛要請でこんなにも人がいないヒカリエ。
渋谷バスターミナル
いつもなら真っ直ぐ歩けないくらいごった返している渋谷駅ですが。
まだ週末のお出かけを自粛してと小池知事が言った3月末の渋谷です。
宮益坂の郵便局本局まで結婚指輪の発送に行ってきました。明治神宮前駅はすでに2月から人が減り、どんどん減って日に日に少なくなっていたけど、渋谷の中心に行くなんて、ちょっと命がけだなと思いながら、郵便局に集荷に来てもらうには、明日が定休日だからあさっての発送になってしまうので、楽しみに待っていてくださっている山形のお客様へ早く送ろうと決め、自分で本局へレターパックプラス出しに行くことにしました。繁華街を避けて裏道を抜けて行きましたが。さすがに郵便局本局の建物の中は人がいましたが、通りは住宅街と違って都心の方がガラガラ状態になっています。人と人がぶつからないで歩くのが難しいはずの渋谷の真ん中がガラガラでした。


スクランブルスクエア
こんな人がいないスクランブルスクエア貴重だなって思わずパシャリ。これを撮ったのは、まだ緊急事態宣言が出る前でした。営業は一応していたけれど誰も行き来していないスクランブルスクエア。
まだ建てられてから屋上まで昇ったことがないけれど。
下を通るのが明示通りと246の交差点。歩道橋もびっくりするくらい人がいません。
渋谷246の歩道橋
渋谷の人のまじめさが伝わりますか?緊急事態宣言など出される前からこの通り。
渋谷ヒカリエ1階正面入り口
いつもなら立ち止まって写真を撮るひまもないくらい人が行き来しているのに。知事が自粛と言ってから、さらに人がいなくなりました。ほんとうに渋谷の人は自主的にまじめで誠実に外出制限に努めていると思います。
渋谷はもう滅亡したあときれいに建て直したあとみたいになっています。こんな渋谷はあとにも先にもこれっきりだと思います。

結婚指輪と手指の洗い方

手を良く洗いましょうという呼びかけあう昨今、指輪はどうやって洗うのですかとお客様から聞かれることがありました。

実は10年メンテナンスで戻ってくる指輪を洗浄すると、彫ったラインの溝から粉が出てくるし、刻印も目詰まりしていたり、長年の石鹸がたまっていたりしているのに出会います。

おこたえから先にいうと、指輪も指と一緒に洗ってください、です。

指輪をはずして手を洗って指輪をはめるのは、新型コロナに気をつけるかどうかという話しが出る以前にNGです。チタンの指輪はどんな洗剤でも変質も変色も変形もしない素材です。指輪の内側に洗剤の成分が残らないよう、じゃぶじゃぶ洗っていただいて問題ありません。そして皮膚のことを考えれば指輪の清潔もそうですが、指と指輪のすきまに水分を残さないことも大事です。

インスタグラム始めました!

ワークショップブローチ作り

ようやく重い腰をあげ、遅ればせながらイインスタグラム始めました

指輪の写真をスマホで撮ったことがまだありません。これから勉強です。

スワロフスキーのワークショップイベントを9月17日火曜日に14時より行います。完全予約制で制作時間は2時間¥3,000~です。結婚指輪だけでなく、お母様、お義母様へ贈り合う手作りとしてもおすすめです。

シエラレオネ 採掘現場の声Voices from the Mineムービーを見に行って

ドキュメンタリー ダイヤモンドの来た道 と題された講演会を東京外語大まで聴きに行ってきました。 このドキュメンタリーフィルムは、ダイヤモンド原石の採掘地のシエラレオネとダイヤモンド取引の中心ベルギーのアントワープ双方の関係者からの取材からは、シエラレオネの採掘場で手掘りする村人の段階ではまだ単なる石なのが、仲買人、密輸、仕入れ、小売に辿り着いて業者によって鑑別されカッティングが施され研磨されダイヤモンドに変わっていくまでのしくみを知る手掛かりになりました。

東京外語大東京外語大 講義棟

ダイヤモンドフォーピースによる講演会

人道支援団体による意識改革のボトムアップ作戦

この講演会のねらいは、グローバル経済の成果が行き渡らない産地アフリカに目を向けさせる啓発があると思いますが、この採掘現場を抱えるダイヤの原石産出国の児童労働や人権問題、搾取、汚職、密輸の問題を知らずにきらびやかなダイヤモンドにうつつを抜かし、幸せの象徴にして指輪にする平和を浮かび上がらせて実はその裏に人件侵害があるというような、先進国の貪欲さとか無知を指摘したいわけではないはずです。ダイヤへ負のイメージを学生さんたちへ喧伝することは、ダイヤモンド欲しくなくなるどころか、ダイヤを身に着けている人への見方も変え、業界をさらに衰退させ、ひいては鉱山にも負のスパイラルに陥る逆効果なのではないかという釈然としない気持ちも同時に芽生えてしまいました。だってダイヤモンドが抱える問題という言い方をされますが、ダイヤが悪い物なのでもなければ、ダイヤを持つことが悪いのでもなく、ダイヤに罪はないはず。クリーンなダイヤを流通させることができ、産地の鉱夫にその恵が届けばいいのですから。だめなのは原産国の弱くて悪いガバナンス、統治能力のなさの方。それとも、もっとダイヤをよこせ、富をよこせ、とダイヤが欲しくなること自体罪なのでしょうか。その無力感、罪悪感、偽善を寄付で和らげているだけでしょうか。支援物資が現地にとどけばまたその地で奪い合いの争奪戦が起こるとききます。

ダイヤが抱える諸問題なのではなく、ダイヤに携わる人に関心を持ってもらうために、ダイヤ産出国の問題を知ってもらおうという運動ならば、もっとダイヤを良く知るデヴィ夫人とか、かのう姉妹とか細木かず子さんらが御用達にしている宝飾大企業を動かす方が効果が望めそうな気がしました。そして人々のイメージを大切にする大企業は政治を動かし国際社会を動かしていって、世界に対して働きかけてどんどん大きなムーブメントを作って。アフリカに対して何か私にできることはないかという気持ちの次にくるのは、あまりにも無力。そしてアフリカがなんとかなるには、寄付ではなく、大きな世論なのだと思いますが、世界の貧困とダイヤで着飾る社会とを対比で見せながらダイヤのイメージを利用して意識改革するボトムアップ作戦なのだと思います。だからこそシエラレオネの紛争を国際社会が黙認せずに、禁輸や制裁と軍事力で終わらせることができた、うまくいった事例なのだと理解しています。次に湧いてくる疑問、これがコンゴに応用できないのでしょうか?

紛争地と資源の埋蔵地は一致しているのに、国際社会は黙認し続けたまま、アフリカの真ん中でずーっと戦争し続けているコンゴ民主共和国。タンタルで指輪を作ったことと、子どもが授業で習ってきたタンタル8割の原産国コンゴ民主共和国のつながりを知ったときはあまりにもショックでした。指輪が幸せになるどころか呪いになってしまうほど。

コンゴ内紛という言い方がされますが、コンゴ民主共和国の中の民族同士が紛争を起しているとか、武装勢力同志が紛争を起しているから戦争ではないというのは誤認で、実は近隣諸国ルワンダやウガンダ、ブルンジと諸外国の代理のような戦争になっていて、ダイヤモンドもコルタンも欲しいからそこに鍵のかかっていない宝石箱コンゴがあるからみんなが狙って奪いにくるのだとムクウェゲ氏も言っています。コンゴ民主共和国の首都キンシャサの真反対の遠く離れた東部が資源のある所。 遠すぎて政府の統治も及んでいないウガンダ、ルワンダ、ブルンジ側。

どんなビジネスでも原料の段階では二束三文です。原石かどうかを選別し、輸送し、鑑識眼で鑑定し、高い技術でカットし、研磨し、いかに付加価値をつけるデザインにし、職人の技や、価格競争、広告戦略、生き残りをかけたマーケティングそして、高い輸入関税を納め法人事業税も納め消費税も払い、都会の一等地に店舗を置き、照明を工夫して陳列しモデルを起用して雑誌に広告費を払ってジュエリーを夢を乗せて一流ブランドに仕立てているのを私たちはファッション誌などのメディアに刷り込まれています。。どんな石でもダイヤなのではありません。掘っているときは単なる石。ダイヤとは程遠い、炭素でできた石です。黄色味をおびたり茶色だったりゴミが混ざっているものがほとんどです。きれいな透明なダイヤになれるのはほんとうに奇跡。これは一般的な市場原理。

ダイヤモンドとしての価値が与えられるのは資源の原産国を出た後の工程。だからドキュメンタリーフォルムに出てくる貧困アフリカと富裕ベルギーの街を対比で見せる演出は貪欲と無知を強調しすぎて逆効果ではという感じもありました。

問題の本質は何ですか?

問題なのは資源国はずっと貧しいまま、ダイヤを埋蔵する地域、産出する本拠地が最も人権侵害と貧困を抱えたまま、ここが告発したい焦点で、フェアトレードと同じ。今やコーヒーもチョコレートもフェアトレードフェアやフェアトレードデイと言って意識を向けていて、ダイヤについてもそこに国際社会の目を向けさせられるのは、ダイヤモンドから利益を享受している業界であり、そこへプレッシャーをかけるのがエンドユーザー。

ここで勘違いしたくないことは、フェアトレードの概念というのは、大企業に改心させ生産者に対しフェアな価格を払わせようというキャンペーンではなくて。児童労働も児童徴兵も黙認しどうしても弱い立場、不利な立ち位置から抜け出せないしくみがどうにもならなくなっている、その川上のしくみにさかのぼって目を向けること。

日本的なふつうの視点からだと、生産者がいて、流通にのって物が届くというしくみがあると思いますが、実は地球の裏側では私たちが想像もできないほど極端に虐げられて人間扱いされないほどの貧困と搾取が川上にある国にはあってわたしたちが川下にいて、それを広く知らせたい、自由市場経済のグローバル化の結果、常に敗者になってしまう産出国の弱者がいることを知ろうという告発キャンペーンがフェアトレードなのだという理解でいいでしょうか。アフリカの歴史と植民地とヨーロッパの関係が根っこにあります。

(資料*仏 ジャンピエール・ボリス氏不公正貿易 一次産品の暗黒物語)

(資料* 発展途上国の資源政治学 政府はなぜ資源を無駄にするのか)

大講演会の質疑応答も英語でしたので、一部しかわかりませんでしたが参加していた外語大の学生さんが、「ダイヤモンドには私はあまり縁がないから、、」とおっしゃっていましたが、ふつうダイヤはダイソーの100均のダイヤモンドやすりでも100円で手に入るのですからその原料は数円。日本のダイヤモンドやすりにされるのは本物のダイヤですし、ガラス窓をまっすぐ製図通りにカットするのもダイヤモンドカッターです。硬い物を切るのに生活の中に入り込んでいるのです。ダイヤは実際には工業ダイヤが日常で使われていても、取りざたされません。ダイヤモンドという響きはコマーシャルが作り出した高級なイメージをまとっています。コストをかけて打たれた大企業の一流ブランドによって作られたイメージに誰もが便乗しています。ダイヤモンドとフェアトレードを言うとき、ダイヤモンドを着ける人だけの問題ではなく、先進国の人みんなの問題だと伝えなければみんなぴんとこないはず。いまどきの学生さんはダイヤのエンゲージリングに興味がありません。唯一の人とか愛の証の指輪とか誓いの結婚指輪とかふたつとない天然のダイヤモンドとか、おまじないのようにCMで流され、婚約指輪は給料の3カ月分です、スイートテンダイヤモンドと広告した時代の魔法はとっくに解けてしまったのかもしれません。講演会に参加している学生の中にはアフリカ系留学生も多くいました。

日本の最南端で作られるコーヒーは、大企業のバックアップもあり、気候面のハンディ、コスト高にもかかわらず生産が行われています。販売価格も高くなってもそれがきちんと生産者へも還元されます。それと同様に原産国にも権利が認められたトレードが行われ、貧困から抜け出すための糧に貢献できるよう積極的に買っていけるような交易のためにフェアトレードキャンペーンがあるのだと思います。

ダイヤモンドから得る利益と供給源https://www.globalwitness.org/en/blog/if-real-rare-diamond-world-responsibly-sourced-rarer-still/グローバルウィットネス

ダイヤモンドに匹敵する存在がタンタルの原料コルタン、別名をブルーゴールドと呼ばれたりしています。 ルワンダにはコルタンがないにもかかわらず、ルワンダ軍はコルタンの販売から18か月ごとに2億5,000万ドルを受け取ります。
Coltan, l’oro azzurro. L’esercito ruandese ottiene 250 milioni dollari ogni 18 mesi dalla vendita del coltan, anche se il Ruanda non possiede coltan.
https://www.jpic-jp.org/newsletter/2012/april/it/index4.php

ハーシェル開店とFLIGHT001閉店とWEWORK開店

明治ビルディング1階に、エドウィンに替わって今度はカナダ発のアクセサリーブランド「ハーシェル サプライ(Herschel Supply Co.)」が、日本初の路面店「ハーシェル サプライ渋谷(Herschel Supply SHIBUYA)」を5月25日にオープンしました。グーグルマップには古い店舗が写っていて間違えてしまいそうです。明治通りに面している建物の外観がまったく新しくなっていますので、お越しの際はご注意ください。

 

一方、明治通りにニューヨーク発の

トラベルコンセプトストア「FLIGHT 001(フライトワン)」日本1号店が、

2013年10月9日に開店してから5年、

2018年8月12日で閉店となりました。

https://www.fashionsnap.com/article/2013-10-09/flight001-tokyo-open/

 

 

かつて1階にアウディ、2階がアウディカフェとギャラリーになっていました。その上は結婚披露宴のできるフロアにゴージャスなシャンデリアで夜景がきれいだった旧アウディビル(氷山ビルIceberg)も長らく空きビルでしたがようやくWEWORKがビル一棟まるごと7フロアーに入りました。コミュニティ型ワークスペースを提供・運営する、ニューヨーク発の「WeWork(ウィーワーク)」。日本に初上陸を果たしたのは2018年2月のことながら、8月1日には東京都神宮前・原宿に国内6つめの拠点となる「WeWork Iceberg(アイスバーグ)」だそうです。

このあたりは原宿と渋谷のちょうど中間にあるのですが、渋谷と表現されたり、原宿店と表現されていたりと、まちまちです。

渋谷に来たら晴れた日には五輪橋をサイクリング(神宮前6丁目)

渋谷区ニュースに掲載されているサイクリングのおすすめコースです。東京、渋谷区に来たら、レンタル電動自転車で渋谷をぐるっと回ってみるのも良いのではないでしょうか。

1964年の東京オリンピック開催時には代々木公園に選手村がありました。

このオリンピアビルも建て替えに入りました。一階がラコステでしたが今は工事中になっています。

東京渋谷のサイクリングコース東京オリンピックコース1964

神宮前6丁目のオリンピアで借りることができます。

 

神宮前の展覧会

落合陽一のデジタル作品展

神宮前6丁目の工房からの帰り道、シャネルとブルガリの入っている神宮前5丁目のビルで落合陽一展がやっていたので観てみました。今をときめく、デジタルとネイチャーを結びつける筑波の科学者の作品はこれまでの概念でいるとびっくりさせてくれるものでした。音が見える化されている装置、イルカの超音波が録音され、それがレーザービームで見えるようになっていました。作品とも戯れることができるような、作品を体験するという種類のアートです。

落合陽一のデジタル作品展

これは写真でもなければビデオでもないような、モニターがないのに蝶が網膜に送られてきます。このしくみはカメラがとらえた映像を空中に浮かびあがらせるデジタル技術なのだそうです。

落合陽一展光がものに反射して普段わたしたちはそこにある物体の色をとらえます。

チタンの反射がそれを日々感じさせています。見る角度によって色はいつも同じ反射を送ってこないから。

チタンの青

例えばチタンはレインボーのような、モルフォ蝶のような干渉色ですが、ゴールドの金属は青を吸収して黄色をはじきかえしてくるから私たちの網膜が黄金色を感じ取っています。

宙に浮くボールの作品覧会にはボールが宙に浮いている作品もありました。これはすでに杉本博司さんの作品で見た宙に浮くボールを想起させられました。

杉本博司さんの作品は重力と反重力が象徴させる建築物の権威をも作品に取り込んだ仕掛けでしたが、落合さんの作品はテクノロジーに焦点が当たっていて、新しい視点とか挑戦を感じさせます。 作品というより装置のような世界です。

映画ボスベイビーとコルタン狂想曲(ゴルゴ13)の共通点 コンゴ

アニメーション映画「ボスベイビー」のベイビーがいるファミリーはアフリカのコンゴという設定です。なぜアメリカでもヨーロッパでもなく、アフリカのコンゴという設定なのでしょう。

ゴルゴ13に、コルタン狂想曲というのがあります。これも自然保護、ゴリラ保護と鉱山と資源争奪紛争が舞台のコンゴのお話です。

コルタンというのは、タンタルの元の鉱石の総称で、これが精錬されタンタルになり携帯に使われる大変希少なレアメタルとなって、結婚指輪の素材にもなり得るのですが、このコルタンを掘って得るために陽の目を見ないで捨てられている残土=背後霊はとてつもない量にのぼるります。コルタン狂想曲では、タンタルにまつわる紛争のしくみが日本にどう関係しているかとてもわかり易く描かれています。

コルタン狂想曲中身検索

チタン光触媒の応用例 神宮前の旧アウディビル

明治通り神宮6丁目の氷山

 

 

 

 

一階建物の中に入らなくても正面の2機のエレベーターで上がれる造りでかつてはアウディが入っていました。2階へ上がるとアウディカフェがあり、車の商談ができるおしゃれなスペースで写真展も開催されたりしていました。その上は最初はヘアサロン、その後結婚式場がフロアーを増やしていきました。

うちから数100mの明治通り並びの氷山ビル(旧テナントアウディビル)からアウディが撤退してもう何年になるでしょうか?ここは外国人が足を停めて記念にシャッターを切っていく名所です。テナントとして入っていたウェディング披露会場のゴージャス極まりないきらびやかなシャンデリアもすべて撤退し中身は丸ごと全フロアーがスケルトン状態になり久しいです。年に1度の頻度で外資系のスーツを着た外国人ご一行様が案内されて物件を吟味しているところを見かけました。この度ついにNorges Bank Real Estate Managementは7割、東急不動産は残り30%の持分を取得し、ジョイントベンチャーに代わって表参道、青山のプロパティを管理することになり、5つの物件の一つがここなのだそうです。

ロケーションが良いことに過信し、コンテンツの魂をドライブする事に失敗した成れの果ての姿はここだけでなく、ご近所のB6ビルももぬけの殻となり再出発したのは記憶に新しいところ。ここicebergもどう命を吹き込まれるか楽しみです。

 

ここのガラスがきれいで、汚れなくて雨が降っても雫がまったく残らない、もう築11年以上になるのに出来たてほやほやのようにガラスが透明です。

酸化チタン(TiO2)の光触媒がここにも使われています。これは光触媒の効果によって油汚れが分解されること、また酸化チタンの酸素が光照射によって抜け落ち、これが水分子と反応して水酸基を作ることにより、表面と水分のなじみがよくなることによります。これによって汚れは洗い流され、長時間自己浄化効果=セルフクリーニング作用が持続されているそうです。

資料:光触媒の実用例と酸化チタン/文科省

資料:「二酸化チタンの光触媒」

二酸化チタン 有害物質の分解などにも適用されている例

建物概要
場所:東京都渋谷区神宮前6丁目/発注者:ヴェロックス明治通り特定目的会社/設計:シー・ディ・アイ青山スタジオ/用途:商業施設,事務所/規模:S造一部SRC造 B1,7F,PH2F 延べ4,412m2/工期:2004年8月~2006年4月
(東京建築支店施工)

チタンとレアメタルとアイアンマンとマジンガーZ

洋上に浮かぶ羽田空港D滑走路の天井裏がチタンでできているそうですが、チタンとゴールドの合金がアイアンマンに使われていたのが現実にチタン金合金が開発されたり、ガンダムのルナチタンという架空の素材が、現実にチタンとレアアースの合金というのが出来たり、もっとさかのぼるとマジンガーZの素材ジャパニウムという合金も約50年前当時は存在しなかった合金。ブラストファイアーでも溶けない高温と言われて連想するのは高温に耐えるジルコニウム、ハフニウムです。原発の核燃料棒に使われても溶けないというジルコニウム、ただし原発事故ではハフニウムの炉心も溶融してしまいましたが。

こんなレアメタルについて日々興味が尽きないのですが、金属アレルギーを持つ友人がバナジウム天然水を飲んでいるのをみて、積極的になぜミネラルウォーターを飲んでしまうのか疑問が疑問を呼んでしまいつい調べてしまいます。ミネラルはつまり金属イオンですから金属イオンアレルギーを助長するのかしないのか。ではアイアンマンではないけれど、アイアンアレルギーという人が居たとして、われわれの体内のヘモグロビンはアイアンイオンが必須なわけで、鉄Feが欠乏すると医師から鉄を処方されるほどなくてはならない金属です。マジンガーZの兜博士は富士山の裾野で採掘したジャパニウムを使ったことになっているみたいですが、富士山の天然水バナジウムウォーターというミネラルウォーターのミネラル含有量はどの程度でどんな効能が証明されているのか不思議は深まります。

金属が体内に入ると経皮吸収は良くないのか、あるいはほんとうに吸収されるのか、細胞に浸透できるのは水だけではないのか、そもそも皮膚は表皮と真皮があって、からだを護っているはずなのに金属が皮膚から浸透などとありえるのか。ではプラチナの金属アレルギーはどうして起こるのか、疑問がつぎつぎとわいてきます。そして忘れてしまうので、ここに書き留めて。

岡部徹さんのおはなしを読ませていただきました。

ボンジョビウム

ドラマに出てくるボンジョビウムというのは、タンタルのことを指しているのかなと思えます。ボンジョビウム外交などといって、レアメタルがでてきています。

金属アレルギー反応を突き詰めると電子の物質間移動に帰着する

あらゆる物質は分子から成っていてそもそも自由に動ける電子があって、電子だからプラスとマイナスでくっつきたがす。奪われたりして離れるっていうこと。

金属アレルギーだから金属と皮膚の間に化学反応が起こされたり起きなかったりするっていうこと。

そして金属アレルギー反応にまつわる電子移動の制御によって化学反応を誘起できる、これがパッチテスト。

だから反応しない金属で作った指輪なら電子が移動できない物質間なら何も起きないし金属アレルギー皮膚炎も起こらないので安全に指輪が着けられるっていうそんなことをあれこれ書いているうちにすっかり化学にのめり込んでいます。

ビリビリする電源にコンセントをさすこととはまったく違うけれど電気化学とか材料工学とか酸化還元反応と指輪が切っても切れない縁でつながっています。指輪をして温泉に入るとどうなるのかも化学反応に深く関係します。温泉にどんなイオンが溶けているかで金の指輪が黒ずんだり、銀が真っ黒になったりから始まり、チタン、ジルコニウム、タンタル、アルミ、銅の不動態の色に魅せられ、銅がカラフルで鮮やかなマゼンダになったりピーコックグリーンになったかと思えば緑青や赤茶のさび、鉄の赤さびと黒さびの違いなど身近なところに酸化還元反応があるのを発見できる毎日です。

 

金属アレルギー研究について

ジュエリー店での指輪サイズの測り方 ちょうど良いサイズとは

指輪のサイズを確認したい時、サイズゲージをお送りして測って頂きますが、いったいどんなサイズがちょうど良いのかわからない時は、お近くの宝飾店にて測ってもらうといいとサイトでご案内しましたところ、お客様からこんなご意見を頂戴しました。

『そのショップで買う気が無いのにサイズだけ測ってもらいに行くのは気が引けるけれど、自分では指輪のちょうど良いというサイズがわからない』といったご相談を頂きました。

なるほど、そこのお店で買わないのにサイズ測って下さいと頼んでお店で嫌な顔をされたら?といったお気持ちなのかなと想像します。

ショップの立場からしますと、ジュエリー店であれば、どんなお店でもまずはお客様がご来店してくださるだけでも嬉しいものです。たとえ買わなくてもサイズの相談に乗ってくれない指輪屋さんはないんじゃ無いかなとと思うのです。

指と指輪ののことなら何でも気軽に相談されたいですし、お店屋さんというのは公共性がある場所です。誰かの役に立てたら喜ばしいし、来店されたことがきっかけでそこからご縁が生まれたらなお良いわけです。買う気があっても最初から買わない気でも、来てくれて相談されたら喜んで教えてくれる、多分全国の指輪屋さんがそうなんじゃないかな、と。だから安心して街中のジュエリー店に入っていいと思うのです。

そして実際に測ってもらうと、どんな状態の着け心地がちょうど良いのか、知らなかったことも教えてもらえて新たな発見があるでしょう。

ちなみに、すらすらと入ってなんなく抜けるサイズは手を洗った時どうなるか、シンクで洗剤をさわっていたらなど想定すると良いです。初心者の方は、慣れないので指輪が抜けなくなる事を先に心配されがちですから。

シャンデリアなんかがエントランスにあったとして、敷居が高いということは、そこのハードルを超えて訪れた人だとわかっているでしょうし、誰でも入りやすい雰囲気を醸し出しているのならなおウェルカムでしょう。

当店の場合も大通りからビルの側面に沿って入って来てくださるお客様はもちろん、興味本位で覗いてくださるお客様から飛び込みの営業マンにも私は喜んでお声をかけてます。よくぞ入って来て下さいましたと、おしゃべりしています。どうぞお気軽にお越し下さい。

ゴールドとチタングリーンコーディネートの結婚指輪

セルフメイドのマリッジリング

イエローゴールドとグリーンの組み合わせ手作り参加しながら金属の特徴を体験していただくことができます。

イエローゴールド、ピンクゴールド、シャンパンゴールドとグリーンチタンの組み合わせなど、コーディネートすると楽しくなります。

工房で金属に触って削って頂ければチタンがハードで貴金属がソフトな金属だと実感でき、なおかつ手でヤスリをかけ、チタンも切ったり加工出来る魅力ある金属だとわかっていただけると思います。

お客様の指輪を撮らせていただきました。

 

 

ダイヤモンド買い取り国ランキング調べてみた

世界でどこがダイヤを買っているか気になりました。調べたらアメリカ、中国、日本の順でした。もっと多くの外国でいっぱいダイヤが買われているのかと思ったら、日本はおもなダイヤ買い取り国だったとは。

近年中国も、大きな大きなダイヤのエンゲージリングを好きになってきたのだそうです。

消費国と言ってもダイヤは消費されて消化されてどこへいくでもないので買い取り国と解釈してみました。

ダイヤモンドはいったいどこからくるのか。ダイヤの産出まで流通をさかのぼっていくと、アフリカでとてもおそろしい武力による内戦ともからんでくることを知ってしまうとすごく複雑な気持ちになるのですが、ダイヤに限らずその石の産地での値段と日本で買う値段には価値の生まれ方のしくみが大きく関係すると思うのです。たとえばぶどうにしても、産地の岡山あたりのピオーネにしても、おおつぶで見栄えの良い美しさランクAAAみたいな糖度の高い希少なものを現地の人は食べずに都心の仲買人が高値をつけて買っていきますね。地元のひとには見栄えはあまり関係ないでしょう。

本まぐろでもふぐでも、長年の信頼を築いた仲卸し業者にしか仕入れることができない高品質の魚というのは、産地の人にとってみれば、競って奪い合うプロに回せば高値が付くわけですからわざわざ見栄えのいい方を食べる必要がありません。

ダイヤモンドにしても、ルビーにしても同じしくみ。たとえば今のミャンマー昔のビルマで採れるルビーを現地で買うのと、日本で買うのと単純な比較は質を抜きにはできません。同じような赤い石でもぴんからきりまで品質が異なります。地元のミャンマーのひとに消費されるというより、ルビーをありがたがる外国の輸入筋が傷一つ無い大きくて透明でより美しい発色の希少価値の高いものを先にどんどん押さえてしまいます。ミャンマーへお買い物に出かけてもよほど専門家を同伴でないと需要の波から置いてきぼりをくった赤い石をつかまされてしまうことになります。産地で買えば安く手に入ると思っては間違い。外国から来た人間が買えるミャンマーのルビーと、選ばれて日本へ運ばれたルビーを大きさだけで単純に値段の比較はできないということです。現地の仏像のおでこにうめこまれているのもルビーなら、厳重に警報装置に守られてガラスケースの中でライトを浴びているのもルビーではありますが、質は同じではありません。いくら物価のちがう国で手に入れたとしても、ミャンマーで3000円の品質で買わされる同程度の品質の石が日本では30円で流通しているということがある。

100円ショップのダイヤモンドやすりも天然ダイヤなら、宝石店のジュエリーも天然ダイヤです。本物のダイヤであっても質が異なるもの。そこには価値と価格が厳密に定められています。

気を付けるべきは肉眼でのおおざっぱな大きさではなく、鑑識眼をもって見定める必要がある、”ジュエリーに成れる石”には”石ころ”と違う選ばれる理由が明確にあるのだと思います。

選ばれたあとは、大きく透明度の高いダイヤを輝かせるためには美しいカットで外から入った光を寸分こぼれ落ちることなく照り返さなければなりません。高度なカット技術であの、まるでダイヤの中に光るしくみが仕込まれているかのような鮮やかなビームを放つ。そのために惜しげもなく削り落される破片がメレダイヤになる運命、そのダイヤの粉が百均のダイヤモンドやすりに生まれ変わるみちのりがあります。天然ですから透明でない部分が混じるものもでてきます。そうなれば評価が下がるという相場になっています。もともとは地中奥深くに眠っていた石だなと実感できるダイヤもあれば限りなく透明なダイヤまで色いろです。茶色いダイヤモンドもおもむきがありそちらを好む方も。黄色がかっていてもダイヤはダイヤですし、濁っているのが地球からのめぐみと感じられるから良いのだと思えば大粒のダイヤが簡単に手に入るでしょう。

ルビーには化学処理して赤をより赤くさせる工程があります。焼いていないルビーと手が加わっているルビーがあります。そこの違いも流通価値を決定づけます。

天然の石にはあまりにもたくさんの物語がとり憑いていて恐いといってあえてキュービックジルコニアをエンゲージにするという価値観であれば、これも大粒のものをた易く手に入れることができます。

 

 

ゴールドメダル シルバーメダル ブロンズメダル

リオデジャネイロ五輪の閉会式を見てふと思いました。銅メダルの事をブロンズメダルと呼んでいるなぁと。今さらながら、10円玉もブロンズ製ですが、ジュエリーに携わる者には、純金と金合金、純銀と銀合金、銅と青銅を厳密に見分けます。

ブロンズ像を銅像と呼んでいても実はメインは銅なのですが、純銅でない、スズ(錫)&その他ちょっとだけブレンドされています。

材質として言い表わすなら銅と言い、ブツとして表現するときはブロンズと呼ぶということかな?英語ならと、私なりに片付けようかと思います。

2020年なんてあっという間にくると思います。東京オリンピックのメイン会場になる国立競技場まではここから徒歩圏内です。それまでに新作を作ったりお店を綺麗にしたり、前向きな気持ちになれる閉会式でした。

 

ちなみに純銅やブロンズ製の指輪をはめるているとたった3時間くらいで指が黒く染まって皮膚には良くないです。

ポケモンGo 店内にも

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店のすぐ裏にあるキャットストリートの公園のジャングルジムがポケスポットです。prodottocom店内に居ながらボールももらえますし、少し歩けば長泉寺のポケスポット。まともに歩けないほどの人の多さですから日中の原宿はマクドナルドとともに大変なことになりそうです。

5分ほど先のの宮下公園はピカチュウ出現スポットで人気。

GPS使用で電池消耗が著しく要注意です。本日より電車の駅ホームでも、携帯の操作しながらの歩行は大変キケンですのアナウンス強化されたように思います。

ポケモンたくさんゲットする工程はアトラクション気分で街に繰り出せるイベント性を共有というものでしょうか。ゲームといえば部屋みこもって遊んでいた人たちを外に繰り出すきっかけとなるオリエンテーリングになるでしょうか。

知らず知らず原発の敷地内に入り込んだり、軍の基地内に踏み込んでしまったり車引かれたり、私有地で銃撃されたりという事件を前もって学習できれば安全な遊びになるか注目です。

それにしても昼と夜のギャップが大きいこのエリア、夜8時を過ぎた原宿は物騒なほどの静けさですが。

純金と純チタンと純プラチナの見分け方とは

純金

造幣局の金の延べ棒も、スイス銀行の純金も正式な表記は今は1000ではなく999.9と刻印されています。

999.9と1000の間の999.98なのか999.998なのかが気になって調べていましたら止まらなくなりました。

999.9が不純で1000が正真正銘の「純」だと勘違いしそうですが、厳密に言えば1000は物理的にありえないので正確に表記するようになったということです。

指輪を借りに来た銀モノのスタイリストとその話をした事を思い出しました。なぜ1000がないのかと聞かれ、その答えに「だって地面を掘って鉱石から精製の過程を経て得る純金属に0.00001ほどの不純物を取り除くというのがありえないから1000というカンペキはありえないじゃないか?」と私個人の理解を説明しても時間がかかるので説明しなかった。。。

正直でよろしいという話とは裏腹に、大手メーカーさまが新金属スーパーウルトラマッハpt1000的な硬質プラチナというものを開発したとか、プラチナ500+純金500=1000という純貴金属と謳っているものも見つけてしまい、世の中1000をジュエリーのネーミングにしてしまっているなと感じました。よってプラチナ1000が純プラチナというには、はばかられるのではないか、微量のブレンド金属のせいでサイズ直しでひび割れが発生し受付られない事態も。それは微量の異種金属のいったい何がブレンドされているかは外見上判断つかないから。では999.9は品位として純金と呼んでよくて、999.91だとか999.98だとか、どこからが純金でなくどこまでが合金となるのでしょう。その結果混乱を招き、おかしなことに純プラチナがサイズ直しできないという風評となっていること。

本物の純プラチナならサイズ直し出来ても、プラチナ1000とネーミングされたサイズ直し不可の指輪が流通するというのには疑問を抱かざるをえません。

サイズ直しにはカットと接合がありそこにレーザー溶接が行われ接着剤として使う金属がともづけでなく、別モノになって、その後の使用により問題が起きてしまう。

金属を溶解させるメーカーさんと、リフォームを請け負う彫金のクラフトマンとは、ほとんど別業種になっているから、プラチナに対して微量に混入した金属は分かりません。

では、リフォームを持ち込まれた時、無理なく接合可能な純プラチナとはどうやって見分けるか?ですがその答えは変形歪みの痕跡しかないと思います。

愛用されてきた結婚指輪の年輪が純プラチナであれば傷だらけの変形著しいモノこそがプラチナ1000の証拠であり、不純プラチナ1000は硬いから合金だと判別できる、その一点になると。金もプラチナもホンモノとニセモノの見分け方は傷みが激しい方が本物みたいなことはちょっと悲しいような。だってニセモノじゃなくて目的は硬く丈夫な結婚指輪にするということですから。純信仰がこうなってくるのか。幸い不純物を混ぜなくてもそもそも硬い純チタンはそうしたニセモノとは縁がありません。

ジュエリーだから何度でも切って繋いで代々使うのだと言ってサイズ直しするという考えもあるでしょう。太って痩せてまた太ってその都度何度もサイズ直しすればいいのでしょうか?

私は切ってついでをやってしまったら結婚指輪じゃないのでは?と言いたくなってきます。継ぎ目がないように作るから純粋な繋がった輪こそがマリッジリングではないのですかと。外見上わからなくても切れ目があったらファッションリングと同じではないのですかと。繋がっていたいから結婚指輪をする意味が生まれたはずなのに。通常の貴金属は棒を丸めて純度1000に満たない=融点の低い金属を接着剤にして輪にしています。

プロドットコムの結婚指輪は継ぎ目をつくりません。大きくすることは出来ますし、痩せて指輪が抜けそうなほどゆるくなったら極細リングのストッパーをお作りして元のサイズに戻るまで対応出来ます。指の太さは往々にして変わるものです。

 

 

表参道

表参道

表参道に現れた大太鼓の音がど~んと響き渡ります。表参道は一時車も通行止めです。明治通りには機動隊の鉄格子窓のバスがたくさん停まっています。毎年建国記念の日は物々しい機動隊員の数です。今日は信号機もいつもと違って手動で青が長い時間調整なので交差点でゆっくり写真を。

表参道

明治通りから表参道を通って明治神宮方向へ行くタクシーの運転手さんも通行止めで迂回路をお巡りさんに聞いていました。

チタニウムのレインボー

一眼レフで撮られたチタニウムカラー

お客様からチタンの結婚指輪の写真を送って頂きました。

私の写真とは明らかに違う美しいチタニウムカラーが映っていましたのでお尋ねしたところ一眼レフ接写レンズとストロボの間接反射だそうです。

 

レンズと光源でこんなに違って見えるのですね。写真を勉強したいです。

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ブロック(甲丸ハンマー)とトリル(ランダムな手仕上げ)

浅草寺のチタンの屋根

浅草寺のチタン

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浅草寺の屋根はチタンで出来ています。

チタンだと本瓦より重量を軽くできる利点があるのですね。何トンという単位。

ちなみに彫刻の森美術館も環境に溶け込む彫刻を街にオーガナイズしていて、チタン製のモニュメントを設置したりしています。チタンなら重量軽減、雨風にさらされても強い、錆びない、環境に優しい材質はいろいろな企業で研究が進められています。

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浅草寺のうらにある一文別館で新年会があったので行ったのですがすごい人の賑わいで日本を感じられる風情いっぱいでした。

チタンの研究が進んだら金閣寺と銀閣寺のあいだにチタン閣寺ができる日も近いのだそうです。実際に浅草寺の屋根がチタンだからです。こちらにそんな記事がありました。

彫刻の森美術館 写真展2月14日まで

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笹口悦民写真展 「無言の恍惚」 箱根 彫刻の森美術館

指輪と義指をVogue Japanの表紙を撮っている笹口さんの作品撮影に提供しました。その、プロドットの作品を撮っていただいた写真も含む「無言の恍惚」写真展が開催中で、新年早々行ってきました。ベンツがスポンサーになった大々的な写真展です。

この手で作った義指や関節リングたちが被写体になって展覧会に展示されるというのは初めてのことです。

撮り方で同じ指輪と思えないほど妖艶で不思議な物体に見えてきます。写真というのも切り取り方でまったく違う見せ方になるのだなと奥深さを実感しました。

箱根は登山鉄道の各駅も、彫刻の森美術館の屋外も、いぶし銀にするときに使うムトウハップの匂いがプーンと漂っていました。ロマンスカーの道中きれいな富士山も見えました。

もの事の切り取り方でまったく違う局面が見えるといえば、以前東京都現代美術館で見た、吉岡徳仁さんの作品展もそうです。結晶でできた椅子やおびただしい数のストローで増殖していくような結晶を等身大で見せてもらったような、不思議な迷路に迷い込んだようなわくわくがありました。

 

 

 

結婚指輪のお渡し

結婚指輪

完成してご来店頂いた結婚指輪の記念に撮影させて頂きました。ブルーとピンクのワンポイントになるアクセントが前方の正面と後方の裏側にあるデザインです。どちらが正面にきてもいいデザインですが、いつもこちら側と、決めてご愛用頂くと、10年経ってもピカピカの傷一つない新品状態の向きが保たれます。